
※在校生、卒業生の別は取材時点のものです
看護師は小さい頃からの憧れの職業だったんです
市看を志したきっかけ
私は幼い頃から親戚に看護師が多く、その仕事に憧れを持っていました。特に祖母や叔父、叔母から看護の話を聞いているうちに、自分も看護師になりたいという夢が芽生えました。命に関わる責任ある仕事に不安もありましたが、小さい頃からの憧れを胸に、この学校に入学することを決めました。
学習について
看護学校の学習は想像以上に覚えることが多く、大変ですが、自分のやりたい学習ができるので充実感があります。先生方は熱心な方が多く、質問に対し丁寧に教えてくれるので安心感があります。わたしが難しいなと感じたのは看護過程の授業で、病態関連図の作成というのがありました。病態関連図では、患者さんの情報を症状、家庭環境、治療などを関連付けて記述します。膨大な情報を整理する必要があるためとても苦労していますが、現場で必ず必要な技術なので、スムーズに書けるよう頑張っています。
印象に残ったグループワーク
小児分野の授業で、グループごとに発達段階に合わせた遊びを考え、玩具を作った経験が印象に残っています。みんなでアイデアを出し合い、ワイワイと楽しく作業をしたことで、良い作品ができ、大きな達成感を味わいました。グループワークを通じて、一人では思いつかないアイデアが生まれ、学びが深まることを実感しました。
実習での学び
初めての臨地実習では、環境整備の難しさを学びました。患者さんのベッド周りや、ナースコールの位置、靴の配置など、一人ひとりに合った環境を作ることの重要性を実感しました。現場の看護師からのアドバイスや、実習後の振り返り会を通じて、多くのことを学びました。特にコミュニケーションの取り方では、患者さんの趣味を事前に調べて話題にするなど、距離を縮める工夫の大切さを学びました。
将来への意気込み
卒業後は病棟で多くの経験を積みたいと考えていますが、将来的には訪問看護や在宅看護につきたいと考えています。入学時からその可能性は考えていましたが、学びを深めるうちにさらに興味が湧いてきました。
高校生のみなさんへ
不安に思うことがあるかもしれませんが、挑戦することが大切です。確かに勉強は大変で、医療用語や専門知識の習得は簡単ではありません。しかし、自分の成長を感じられる瞬間や、先生方の手厚いサポート、同じ志を持つ仲間との学びは、ほかでは得られない魅力だと感じています。自分の可能性を信じ、一歩踏み出す勇気を持って進んでください。