
※在校生、卒業生の別は取材時点のものです
「患者さんのために覚える」という意識で学んでいます
看護師を志した理由
中学校の恩師の「どんなに技術が発達しても、人間の心を温めることができるのは人間だけ」という言葉に深く感銘を受け、看護を通して病気や怪我で苦しんでいる人を支え、たくさんの人に笑顔になってもらいたいと思いました。 最初は医療事務を考えていましたが、直接患者さんと関われる看護師の仕事に魅力を感じるようになり、看護師を目指すことにしました。人と関わることで日々変化があり、やりがいを感じられる仕事だと思います。
学生生活について
学生生活は、とても充実しています。わたしは壱岐市出身なので、一人暮らしに最初は不安を感じていましたが、友達もすぐでき、今は勉強に集中できています。長期休みには帰省をし、学習道具をキャリーケースで持ち帰り勉強をしています。学習範囲が広い時は教科書もたくさん持っていかなくてはならないので、段ボールに詰めて実家に送ることもあります。
学習について
課題や試験の準備は計画的に取り組むようにしていて、スケジュール帳にしっかり計画を立てています。テスト前は遅くても1時には寝るようにし、睡眠をしっかり取るようにしています。 暗記が苦手なので、ただ読むだけではなく、必ず書いて覚えるようにしています。殴り書きでもいいので、関連性や重要なポイントを書き出し、視覚的に理解を深めるようにしています。模試も大切にしていて、間違えた問題だけでなく、正解した問題も見直すようにしています。
隣地実習で学んだこと
右上腕骨骨折の患者さんを受け持った実習が心に残っています。患者さんは、退院後の生活不安があったので、生活をする上で役に立ちそうな情報を集めたオリジナルのパンフレットを作成しました。現場の看護師だけでなく、理学療法士や作業療法士の方にも確認してもらい、患者さんに合った内容にまとめました。患者さんがパンフレットを喜んでくれ「家族にも見せるよ」と言ってくれた時はとても嬉しかったです。
進級にあたっての抱負
最初は「覚えること」に必死でしたが、今は「患者さんのために覚える」という意識に変わってきました。看護師としての視点が少しずつ広がってきたように感じます。3年生では、国家試験対策と実習を両立させ、学んだことを確実に身につけていきたいと思っています。計画的に進めることを心がけ、患者さんに寄り添える看護師を目指します。
将来について
将来は、地元の壱岐で働きたいと考えています。最初は佐世保市内の医療機関に就職して経験を積み、将来的には壱岐に戻り、地域医療に貢献したいです。離島の医療は大変かもしれませんが、看護師として、地域の方々の健康と笑顔を支えていきたいです。