※在校生、卒業生の別は取材時点のものです

在校生

放課後残って、友人と勉強したことはいい思い出です

市看を選んだ理由

最初は大学進学を考えていましたが、看護は専門学校でも学べることを知り、市看を選びました。一人暮らしをしたいという思いもありましたが、住み慣れた佐世保で学んで良かったと思います。同じ高校から10人も市看に入学していたので、とても驚きましたし、嬉しかったです。3年間という凝縮された時間の中で実践的な技術を学べましたし、同じ志を持つ仲間ができたことがわたしの宝になっています。

学習面で工夫したこと

わたしは暗記が苦手だったので、言葉そのものを覚えるというよりも、機能や関係性など、つながりを意識して学習しました。また、理解を深めるためにやったのは、一人で黙々と覚えるだけでなく、友人と一緒にアウトプットすることでした。わからないことを互いに説明したり、問題を出し合ったりなどしたことで、知識の定着が深まったと感じています。3年生になってからは国家試験にむけ、放課後教室に残って一緒に勉強したこともいい思い出となっています。

演習について

演習は、看護師役と患者役に分かれて行いました。演習では、看護の技術習得だけでなく、患者役になることで、看護される側の立場を理解する助けになっています。全身清拭の演習ではお湯の温度や拭き方などの技術を学ぶと同時に、患者として看護を受けたことによる心と体の変化も体感し、拭かれる側の気持ちも実感しました。試験前には自宅でもタオルの持ち方やお湯の温度確認など、練習をしたこともあります。現場では、状況に応じた柔軟な対応が必要なので、演習で学んだことを基本として、患者さんに合わせた看護を提供できるよう心がけていきたいです。

実習で印象的だったこと

産科の実習で、陣痛中の妊婦さんを受け持った経験が最も印象的でした。痛みに耐える妊婦さんの背中をさすったり、体を温めたりしながら、看護の役割を実感しました。実習中には赤ちゃんは生まれなかったのですが、次の実習の時に元気に生まれたと聞き、とても嬉しかったことを覚えています。 1年生の頃は緊張で十分に周りの状況を理解しながら立ちまわることができませんでした。けれど、3年になってからは、患者さんとのコミュニケーションを通して、言葉にできない思いを読み取れるようになり、自分の成長を実感しました。

先生方について

先生方は生徒思いで、常に学生を応援してくれる存在でした。特に国家試験の当日は、土曜日の休日にもかかわらず、たくさんの先生が見送りに来てくれました。バスで試験会場の福岡に向かう際、高速道路から見える校舎の3階から先生と在校生が一緒に手を振って見送ってくれたのはとても嬉しかったです。 また、先生方は臨床現場の経験もあり、専門性が高い先生も多くいらっしゃいます。そのため、領域ごとに詳しく聞ける先生がいて、とても質問しやすくわかりやすかったです。

これから看護師をめざすあなたへ

最初は不安かもしれませんが、諦めずに頑張れば、きっと「看護師になって良かった」と心から思える日が来ます。患者さんの笑顔のために、一緒に成長しましょう。